ああ、ハワイ!

ハワイ島のヒロに引っ越してきてからのアレやコレや

マチスって

f:id:doiyumifilm:20140925001242j:plain
今朝は5時頃から、昨日から描き始めていたパイナップルとライムの静物画の続きを描いて、水彩が乾くのを待ちながら、コーヒーとウル(ブレッドフルーツ)のグリルで朝食。ウルは最近知った地元の果物、メチャ美味しくてファンになってしまった。この話は別の機会に書こう。

静物画だ。静物画はしばらく描いてなかった。水彩を始めた頃、花や野菜、くだものの絵をたくさん描いた。イチゴが難しくて巧く描けなかったので、画用紙一杯ぐらいの大きなイチゴを何枚か描いて溜飲を収めた。イチゴってじっと見ているとゴチャゴチャしていて、小さく描いていると全然感じが出せないのだが、大きく描いたら納得できた。それにしても、あんな大きなイチゴの絵は自分で見てもギョ、イチゴゴリラって感じだ。

で、この静物画はカラフルな作品に仕上げたいなあ、と思ってマチスの絵を参考にした。ところが真似てみても、全然マチスってない。ただゴチャゴチャしてるだけ。彼の絵って背景の壁紙もゴチャゴチャとカラフルなのに、全然うるさい感じがなくて、温かい。こんな絵が描けるようになりたいものだ。

絵は巧く(自分で納得がいくように描けるまでというような意味)描けるまで、かなり努力が必要だけど、見ていい感じだな、画家の人となりや表現したいことが感じられる、と思えるような絵が描けるようになるには、何か全然違う努力をしないとイケナイように思う。私の絵を見ると自分らしい、とは思えるけれど、それ以上の何かを伝えていない気がする。今は自分で納得できる絵を描く練習をしている状態だと思う。静物画、かなりヒドい出来なのだけど、諦めず続けて描いて行こうと思う。

一昨日は、ボランティアをしている保育園の女の子の肖像画を仕上げられたので、気分が良かった。とりあえず納得の出来映え。
描いてくれと頼まれた訳ではないのだけど、彼女の5歳の誕生パーティに呼ばれて、そこで彼女の映っている写真を貰ったので、それ見て描いた。とても愛らしい女の子なので、お母さんは可愛くて仕方がないのだろう、会場には彼女の写真のプリントが一杯あった。上にお兄ちゃんが二人いて、ようやく出来た女の子が5歳になって本当にうれしい、って泣きながらスピーチをしていた。目に入れても痛くないって感じ。
彼女は保育園でお姉さんタイプで、先生の言うことよく聞く優等生だ。よく絵を描いて私にくれるので、我が家の冷蔵庫には彼女の描いた絵が何枚も貼付けてある。まったく作為のないスポンとしたいい絵なので、毎朝見ては刺激を受けている。子供の描く絵は本当にいい。巧く描こうというより、自分の中にある描きたいものイメージをそのまま描いている感じがする。マチスの絵もそれに近い感じがするので、お手本にしたくなるんだろう。

本当は今日観た映画Guardians of the Galaxyがすごく楽しかったので、それについて書こうと思っていたのに、横道に落ちたままになってしまった。ドライマンゴーを食べつつ映画を観て、久しぶりにすっごく幸せな気分だった。そのことについて書こうと思ったのに…。きっと書く必要がないほど楽しかったんだと思う。