ああ、ハワイ!

ハワイ島のヒロに引っ越してきてからのアレやコレや

一応クチに入れてみる

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この島に来てから、かなりうれしいのは木になっている実を食べることができることだ。
来た当初は高い木の上になっているオレンジやパパイヤをなんとか収穫しようと、(獲っても構わないところであることを確認してから)長い棒切れ等を使って落とすのがうれしかった。落ちて来た果実が無傷で食べごろだと大成功で、この島の土から育ったものを食べられる、ということがひたすらうれしくて、島と親しくなれたような気がしたものだ。

この写真の果物はウル、ブレッドフルーツでつい最近になってお近づきになれた。この写真を撮った頃はこれが何で、食べられるかどうかも知らなかったが、もし知っていたらきっとこれも穫ったと思う。おいしいのだ。切ると断面はパイナップルのような見かけだが、味はサツマイモに近い。こちらの人は茹でてからバターと塩で食べたりする。私は茹でたてをそのまま塩で食べたり、フライパンで焼いてちょっとカリッとさせて食べる。

実はウルと初対面の時、私はこれをどう食べるかを知らなかった。もらったウルがかなり熟れていて柔らかいので、切ってみるとクリーム状になっている。いかにも美味しそう。外見は怖いが実は甘いサワーサップ*という果物と同じだろうと思って、そのまま生で食べた。果物、野菜は一応クチに入れてみる、が私のポリシーだ。カスタードクリームみたいな味わいだが、やはりちょっと青っぽい。何口か味わってから「フーン、これは生で食べて安全であろうか」という当然の疑問が湧いた。即ネットで調べたら茹でて食べるとの記述!!! エー大丈夫かいな、死ぬかなとか心配したが、別状は無かった。

この話を地元の人にすると皆「エー」って顔をする。おいしくなかっただろうとか、お腹壊さなかったかなどなど。でも私の体験は美味しかったし、腹具合いも大丈夫であった。こういう出会いもあるのだ。ともかくも私はウルの大ファンである。ファーマーズマーケットで売っていないかとよく見るのだが、あまり見かけない。きっとどこにもあって、当たり前過ぎるから売られてないのか、それともタダ私が見落としているだけかもしれない。

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サワーサップ、この名前を聞いた時、日本のテレビで観たボブ・サップという人を思いだした。見かけは怖いけど、中身は全然別といういう共通点があるように思う。